BCな日々のメモ

中年にさしかかったところで若年性乳がん。 Breast Cancerな日々のメモ。

回復室

入院中、手術直後の人が入る「回復室」にいる間が一番辛かった。
ちなみにおっぱいをなくした直後で気持ちが滅入ったからではない。

夜中目が覚めると寝返りがうてなくて背中が汗ばんでてしかも痛い。
手術中に呼吸器をしていたせいで喉が痛く、痰が絡む。けど出せない。
定期的に動く自動血圧計と心電図?の音。眠れない。
今何時なのかもわからない。朝までがとても長く感じた。
起床時間になって室内は明るくなっても、依然として身動きのとれない体。
いや、実際は動けたのかもしれないが、傷の痛みだけでなく知らぬ間に色々な物
(抗生剤の点滴、尿導カテーテル、ドーレーン、血圧計、心電図)がついていて、
どう動いてよいものかわからなかった。
あちこち管がついてほとんどはだけた手術着で、T字体にオムツ、
目やにがついて、唇まわりはガサガサ。
それを上から見下ろす看護師。いや、それはしょうがないんだけど。
血圧なんてもともと低いんだよ。それより顔を拭いてくれー。とは言えず。

身体が思うように動かないということが、これほど辛いとは。
動かなければ傷の痛みはほとんどなかったから、だいぶ楽なほうだったんだろうけど。
午前中にドーレーン以外の物がとれ、自由に動けるようになった。
それまでご機嫌ななめ。ごめんなさい。